Fede小飛 - 海角咖啡

「『風』が僕を虜にしたんです。」とフィードは力強く答えました。 多くの外国人が台湾・台東に留まる理由に、青く広がる山岳、きれいな海、」どこまでも広がる美しい風景、そして、人々の暖かさなどがありますが、台湾・台東の東北モンスーンを理由に挙げたのは、フィードが初めてでした。

金髪のイケメンオーナーのFede-フィードが切り盛りする都蘭海角咖啡(Dulan Cape Café)は、インターネットでも有名なカフェです。フィードは、「アルゼンチン生まれですが、1歳にはスペインに引っ越しました。でも、国籍はイタリアなんです。台東に来てから、もう2年程になります。」と笑って答えてくれました。フィードの生い立ちは複雑で、彼がどこの国の人であるのかは、上手く説明できません。彼が、初めて台東に訪れた時は、ショートステイだったのにも関わらず、2度目に台東を訪れた時には、都蘭でワーキングホリデーをしていました。また、その3ヶ月後には、そのまま台東の地に残ることを決め、流暢な中国語を使い熟すだけでなく、都蘭海角咖啡(Dulan Cape Café)を繁盛させ、すっかり台東人になっていました。

「僕の仕事は、夏場の仕事だったんです。以前は、スペイン、ニュージーランド、オーストラリアなどの国々をずっと転々としていました。」旅行で、たくさんの国へ訪れることは、多くの人が羨ましがることかもしれないが、フィードは、仕事で各国を5年も転々とし続け、その生活に嫌気がさしていました。「開発が進み過ぎた海は、好きじゃありません。この台東に来た時、東海岸はガラガラで、蘇花公路と花東公路を歩いていても、ウォータースポーツなんか見られませんでした。海と山がすごくきれいで、ここで試してみようと思ったんです!」フィードは、台東へ初めて来た時のことを思い出して、このように話してくれました。それは、たくさんの国を転々として来たフィードが、初めて“ほっとする場所”を見つけた瞬間でした。そこから、彼は、台東の地に残るための方法を模索し始めました。

フィードはが最初に目につけたのは、カフェではなく、台東のウォータースポーツでした。「台湾の人は、食べることは大好きだけど、海が苦手な人が多くて…。スパニッシュ料理は、たくさんの人が食べてくれたけど、ウォータースポーツは、あまり興味を示してくれませんでした。」台湾では、ウォータースポーツの人気がないことがわかった彼は、友達の紹介でキーパーソンとなる酆哥と出会いました。酆哥と出会ったことで、フィードはカフェを始め、少しずつ台東へ残る夢を実現させていったのです。「酆哥は、まさにレジェンドです。彼と出会って、お互いの経営理念が同じだと気付いたんです。彼のおかげで、海角咖啡を立ち上げることができ、今では、営業時間にはお客さんで溢れかえるお店にまでなったんですよ!」と、フィードは嬉しそうに話してくれました。彼が、友達にこの場所でカフェを始めると話した時、ほとんどの友達は、首を横に振って、都蘭のほとんどのレストランは大通りでやっているのに、海角咖啡は、辺ぴで不便な場所にあると忠告しました。しかし、「僕は、宣伝はしていないんです。初めて来たお客さんが友達に紹介したり、人伝に聞いたり、たまに迷子になっていらっしゃるお客さんもいたり、それから、どこから聞きつけたのか、自分で訪れるブロガーもいます。テレビ局がくるようになって、どんどん繁盛しています!」とフィードは話しています。

Fede小飛 - 海角咖啡

海角咖啡が成功してから、フィードはウィンドサーフィンの授業を始める計画を立てました。「台東のサーフィンは、充分発展しています。僕は、安全なウォータースポーツを推奨したいんです。何年後かはわからないけど、たくさんの人が台東の海辺でウィンドサーフィンを楽しんでる姿が見られればいいなと思っています!」フィードは、ウィンドサーフィンは、健康的で汚染のないスポーツで、最大のメリットが、海洋生態系に影響を与えないことだといいます。彼は、台東独特の東北モンスーンについて「ここの風は強くて安定しています。冬と夏では、海風が違って、夏は初心者がサーフィン、ウィンドサーフィン、帆船をするのにもってこいで、冬は、上級者向けです。」と話しています。台東の存在を世界的に押し出すと同時に、彼は、発展観光では細心の注意を払わなければならないと忠告しています。「例えば、現在、バルセロナは観光客が多過ぎて、毎日のように物価が高くなったことに抗議する人がいて、交通がめちゃくちゃで、渋滞したり、観光客の横柄が過ぎたりと、増え過ぎた観光客が地元住民の迷惑になってしまっているのです!」フィードは、台東が人混みに溢れかえった騒がしい場所になってしまうことは望んではおらず、一度は訪れてみたい都市として、台東が持つ台東本来の美しさと自然を保ったまま、多くの人々に美しい台東を知って欲しいと願っています。