臺東藝穗節fb2

台東の海辺や田畑で澄んだ空気を味わいながら美しい風景を眺めると同時にアートパフォーマンスを鑑賞する、そんな体験をしてみたいとは思いませんか?台東の山と海が作り出す絶景は素晴らしいインスピレーションを得ることのできる揺り籠、台東県政府はそんな素晴らしい台東の自然が作り出す景色と公共スペースを舞台としたアートパフォーマンス「台東フリンジフェスティバル」を2020年より開始、伝統的な舞台セットを飛び出して、現地の環境やそこで暮らしている人々の記憶や感情、そして暮らしや文化に合わせてオーダーメイドして作られたパフォーマンスを披露します。イベント参加者は年々その数を増やし、今では台東を代表するアートプログラムの一つとして数えられています。

2022台東フリンジフェスティバルは9月24日から11月27日まで県内各地で開催されます。〈上一次覺得生活很美好是什麼時候?(人生が美しいと感じたのはいつですか?)〉をテーマとした素晴らしい15プログラム43公演が毎週披露されます。今年のフリンジフェスティバルは過去二年に比べると山線、海線、南迴線に市内エリア、さらには都蘭、活水湖、杉原灣、そして鹿野神社、成廣澳文化地景、關山天后宮などの文化・歴史ある建造物を新たに開催場所として増やし、日常生活の所在を舞台としてアートパフォーマンスと融合させることで見る人に親近感を与えてくれます。

ダンス、環境劇場、歌、展示などパフォーマンスは多種多様で、それぞれの好みに合わせて好きな演目をチョイスすることができます。例えば「WeArtパフォーミングアートプラットフォーム」と東海岸で暮らすアーティスト達による作品《山海搖擺(スイング・山海)》は二つのメインパフォーマンスと映像によるプログラムで、現地のライフスタイルを観客が一緒に体験できるパフォーマンスになっています。「狂夢藝術LIT ART」による《喝一口千百年的神水(千年からなる霊水を飲む)》は活水湖、河口の生態観察池、卑南渓河口の三箇所を行き来しながら行う移動式パフォーマンスで歩きながら全く違う角度から作品を鑑賞することで視覚的インパクトを与えてくれます。「人米犬頁」による《虎刺梅(ハナキリン)》は日本の神道と台湾の寺院や廟に残る文化的要素を融合させ、それを歌と伝統スタイルを結合させた「舞台絵画儀式」として行い、龍田移民村に古くより伝わっていた祭典の精神やその様子を復元し、観客と共に鹿野神社を巡ります。他にも素晴らしいプログラムが多数用意されており、プログラムを鑑賞するだけではなく自らも山と海が作り出したその舞台へと足を踏み入れることで、作品とそこで暮らす人々の文化が混ざり合って作り出した効果を体感し、台東に深い思い入れを持つことができます。

プログラムの詳細については台東フリンジフェスティバルオフィシャルウェブサイトにてご確認ください
チケットの購入については兩廳院售票系統までお問い合わせください

パフォーマンス

  • 天空舞集原識覺

青春、舞蹈、台東部落の物語について

台東の有名な詩人、徐青東氏によって舞蹈劇場の母Pina Baushを比喩した天空舞集が演出表現されました。このグループは、台東で唯一モダンダンスに特化した創作を主軸にしたダンスグループで、台東県優秀芸術チームに選ばれた演劇団体です。 新型コロナウイルスの影響で、人びとは緊迫した1年を過ごしています。