一耕食堂OK@roukappa

長浜のおまかせ料理レストランを語る上で「一耕食堂」で外せない存在です。ここでは美味しい本場アミ族の原住民料理を味わえるだけではなく、アミ族の飲食文化そしてアミ族の若者たちが持つ故郷への情熱を感じることができます。店名である「一耕食堂」とは一年一度の耕作を意味しています。オーナーの巴奈さんは長濱でお米を育てており、その美味しいお米を食べてもらう為にレストランをオープンしました。現在では週末は予約がないと入れないほど多くの人が訪れる人気店になりました!

アミ族は「塩があれば生きていける」という言葉を祖先より受け継いできました。巴奈さんは食材を得ることが難しかった時代、アミ族は保存の為に肉類を塩漬けにする方法を開発してきたのだと話してくれました。ですが漬けた食材はどれも味が非常に濃く、一般人に受け入れられるものではなかった為、巴奈さんはそれらの食材を研究・工夫することでアミ族の塩漬け食材を美味しい料理へと昇華させたのです。

生豚肉を塩漬けにした「席烙」(Silaw)はアミ族の家庭料理の一つ、生の豚肉を半年以上塩漬けにしたもので、巴奈さんはその席烙を炙ってお米と合わせ、握り寿司のようにしました。熱することで席烙の油がお米に染み込み、食欲をくすぐられます!またアミ族の伝統料理「阿拿度」(Anato)という魚の頭や内臓を漬けたものに飛び魚の魚卵を入れ、他の食材と炒めたり、パンの付け合わせにしたり。すこし酸味のある新鮮な塩漬けは色んな食材にぴったりです!その他醃筍(Fukah、筍を漬けたもの)には、新鮮野菜や海鮮を合わせています。豊富な食材を贅沢に使った料理は、食べた人を心から満足させてくれます。(Photo Credit:IG@roukappa)

  • 住所:臺東県長濱郷97-3号
  • 電話番号: 0987-226-640
  • 営業時間:12:00~14:00、18:30~20:00(日曜・月曜定休)