Taitung Times Vol.02.2022
二年連続殿堂入り!
2022年
世界でもっとも居心地の良い地域と街
台湾の中でトライアスロンやサーフィン、熱気球といえば台東というほど皆様に認識される様になり、特にBooking.comを使用されている観光客からたくさんの高評価を得ています。当サイトより2年連続で「世界で最も居心地の良い地域」に選ばれましたが、なぜここまで皆様の心の中に留まることができたのでしょう?

まず宿泊から解析しますと、ホテル・民宿を問わず高いクオリティが期待できることです。スタッフのサービス・清潔度・好立地はもちろんのことですが、その上様々なニーズにあった宿が台東にあり、トライアスロンに参加する方向けのホテルには自転車のメンテを行えるエリアを設けたり、長期滞在したい方向けに簡単な調理器具が用意されていたり、高齢者向けにバリーの設備を設置されたりと、誰もが自分に適した宿泊先を見つけることができ、これらのサービスや施設には約600通りの標準が設けられているため、評価を得たホテルや宿泊施設にはその証として認定証書が贈られます。他にも現地のレストランやお土産屋さんなどのお店向けにバイリンガル・サービスのプログラムが用意されており、これからは言葉のバリアを感じることなく台東で旅することができます。

まず宿泊から解析しますと、ホテル・民宿を問わず高いクオリティが期待できることです。スタッフのサービス・清潔度・好立地はもちろんのことですが、その上様々なニーズにあった宿が台東にあり、トライアスロンに参加する方向けのホテルには自転車のメンテを行えるエリアを設けたり、長期滞在したい方向けに簡単な調理器具が用意されていたり、高齢者向けにバリアフリーの設備を設置されたりと、誰もが自分に適した宿泊先を見つけることができ、これらのサービスや施設には約600通りの標準が設けられているため、評価を得たホテルや宿泊施設にはその証として認定証書が贈られます。他にも現地のレストランやお土産屋さんなどのお店向けにバイリンガル・サービスのプログラムが用意されており、これからは言葉のバリアを感じることなく台東で旅することができます。

食も台東が好評価を得られる大きな理由であり、個性あるグルメには誰もが魅了され、様々な民族が暮らす台東でそれぞれのユニークな食生活をより多くの人々に伝える様々なプロジェクトが進められています。原住民族の食文化を広め、経営者達のお店や全体的なクオリティを引き上げる「部落食尚(TT Style Food)」や地産地消・持続可能な開発目標をもとに台東県全域からご当地グルメや秘伝の味を掘り出して世に広める「スローフードフェスティバル」、この二つのプロジェクトは台東のブランドとして認識される様になり、スローフードフェスティバルは2021年のグッドデザイン賞金賞に輝きました。昔の食文化を大事にしながら、新たなフィールドに挑戦し続ける台東の食こそ人々が何度もこの地を訪れたくなる訳でもあります。

台東はもとより外国人観光客を歓迎しておりましたが、コロナ禍によりもっと多くの方に知られる様になり、感染とはまるで無関係のような桃源郷には誰もが憧れます。世界で最も居心地の良い所・台東、パンデミックが収まったころには、ここも準備万端の状態でお客様を受け入れることができていますので、ぜひ今一度ご自身で台東を体感してみてはいかがでしょう。

 

台東暮らし
次長がコーヒーを淹れてくれる?!
台東の職場文化

このコーナーでは私が日本人として台東での体験や感じたこと、エピソードなどを綴る文化観察系の記事:「顧問コラム」になります。そして大事な第一話を飾るのは、ここで生活を送ってきた最大の理由とも言える「顧問」のお仕事や台東の職場文化などをお届けしたいと思います。

まずよく聞かれる問題が、一体「顧問」とはなにをしているのか?私の仕事の内容は主に新しい交流案の企画発想・実行、自治体・企業訪問団の接待、出張先の選別・案内、各部署の日本語校閲・翻訳、そしてたまに知事の通訳を務めます。常に新しいアイデアを生み出さなければならない顧問の仕事、様々なチャレンジに溢れておりますが楽しさも満載です。ただこの仕事を始めてから毎朝コーヒーを飲む習慣が付いてしまい、今では一日2杯ぐらい飲むようになりました。が、ここではほぼ毎日の午後にコーヒー・タイムがあり、なんと次長自らコーヒーを淹れてくれます。そう、次長がです。意外かもしれませんが、ここでは部長や次長、科長など上下関係にある方でも気軽に接することができ、同僚や上司とは仕事の相談から世間話までなんでもありな職場なのです。

ここでお約束の台東あるある。台東には漢民族や客家民族以外に6つの原住民族が人口全体の約三分の一を占めるため、挨拶だけでも8通り以上。会議やイベントでは「大家好」「ダァ・ゲェ・ホゥ(台湾語)」「タィ・カァ・ホゥ(客家語)」は基本中の基本で、たまに「Nga’ay ho?(アミ族)」や「nanguanguaq sun?(パイワン族)」も聞こえてき、皆さんから見ますと一度に何通りもの方言が同じ場所で飛び交う感じです。金曜日の午後、退勤時間が近づいてきますと原住民音楽が県庁で流れ、一週間の疲れを癒すかのように休日の到来を教えてくれます。

さらに子供が休みに入り、代わりに面倒を見れる人がない場合は職場に連れてくるのもOK。このようなカジュアルな職場だからこそ物事の進捗がとてもスムーズで、とても働きやすい環境をみんなで作り出していると思います。あなたの職場はどのような感じでしょう?今度お会いした時、ぜひお話を聞かせてください。

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台東スポットライト
成功鎮を物語る古民家 眺港カフェ
台東スポットライトのコーナーへようこそ。今回は台東県の北側に位置する成功鎮にスポットライトを当て、少し歴史を辿ってみましょう。2022年1月15日、2年ほどの時間を費やしてやっと完成したリノベーション・プロジェクト:故・菅宮勝太郎宅及び眺港カフェがリオープンを迎えました。ここはいったいどのようなストーリーが秘められているのでしょうか?

物語は遡ること日本統治時代、成功鎮がまだ「新港」だった1922年の頃、支庁長として任命された菅宮勝太郎氏は港の建設を打ち出しました。それから10年の月日をかけて、やっと新港漁港と彼の官邸が完成し、今の成功鎮の経済活動の基礎の形:漁業が出来上がります。やがて終戦を迎えますが、新港をこよなく愛してたまらない菅宮氏は帰国を拒否し、そのまま人生の最後までこの港を眺めることができる官邸で暮らしました。1943年、他界された菅宮氏の願いとおり彼の遺骨を新港に埋め、残された家族は日本に戻ることを決意し、官邸は医師の高端立氏が買い取ります。彼は本来の民家の側にさらにコンクリートの作りで拡張し、高安病院を設立しました。そこは新港の医療センター的な存在であり、現地の人々に信頼され、老若男女を問わずに診療を受けに向かう人が沢山いました。そんな高安病院も1995年に高氏の他界に伴い売却されることとなり、側に所在する新港教会が買い取ることとなります。

しかし買い取ってから様々な自然災害に見舞われ、水漏れや損害が激しかった為、専門家に修繕工事を頼みますが、この時点で始めてこの建築の歴史価値を知りました。台湾南部で唯一の二階建て和式建築であると同時に、昔ながらの作りは今の日本でもなかなか見つからないことを知り、県からも指定古跡に認定され、教会が用意した資金に県からの支援金も加わり、ようやく2020年より正式に修繕がスタートされます。

修繕工事に入る前まで古本屋を経営されておりましたが、もっと歴史と文化に着目してカフェに転身させることが決まり、一方で収入を増やし今後のメンテナンス用に使われます。柱や梁などの内部構造を強化し、古民家の元の外観を元通りに戻す作業は着実に進み、ようやく眺港カフェが完成され、菅宮氏が新港にもたらした変化や高氏の医術が忘らるることがないよう、様々な努力をされています。古民家では展示品や今までの歴史を辿る案内があり中国語のみならず英語で体験することができる上、カフェではコーヒーや一般のお茶だけでなく、高氏が住民たちを見守ってきた様に漢方が含まれたハーブティなども提供されています。成功鎮を訪れの際、是非ともここに足を運び、時の流れを感じながらゆったりとした午後を過ごしてみてはいかがでしょうか。!

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イベント カレンダー

03/05~03/06 ・IRONMAN 70.3 TAIWAN トライアスロン
03/19~03/20 ・Puyuma トライアスロン
04/22~04/23 ・延平郷観光射耳祭
04/23~04/24 ・Challenge Taiwan トライアスロン
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