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南迴山海一泊二日旅.部落文化体験

池上や關山は人を虜にする田園風景と美味しいお米で有名です。今回は皆さんをちょっと違った台東のディープな旅にお連れします。普段とは少し違う方法で縦谷の美しい景色を楽しみ、豊かな土地の農産品に出会い、稲田の美しい風景を眺めて、蜂蜜採り体験に出かけて、稲藁でマッサージ棒を作る。すべて忘れられない思い出になりますよ。農村の田園の間をぬけて、私たちと一緒にプチ旅行に出かけましょう!

一日目:小米學堂 + ランチ → 少妮媱手工烘焙坊 → 多良車駅で記念撮影 → 大武彩虹村 + 觀海步道 → 阿朗壹部落廚坊ディナー → 土坂金宿にて宿泊
二日目:力卡咖啡で朝ごはん → 線織屋手作り体験 → 講蜜蜜特色ランチ → 原愛工坊 → 撒布優部落 八大頭目玩很大 → 麻茶屋にて宿泊 + ディナー

一日目

小米學堂OK@taiuangirls

一箇所目:
部落の伝統的な主食を知ろう 小米學堂

小米(アワ)といって思い出すのは小米粥(アワのお粥)と原住民食の阿粨(アバイ)ではないでしょうか。小米は台東部落の伝統的な主食であり、現在南迴エリアで小米を植えている面積は約200ヘクタール、全国の小米生産量の7割を占めています!南迴の旅一箇所目、まずは金鋒鄉歷坵部落にある小米學堂を訪れて小米という食糧を通して部落の文化と信仰を学びましょう。
小米學堂は廃校になった小学校校舎を利用した建物で、販売の他、加工・生産について学べる展示が行われています。まずはガイドさんに小米の基礎知識を教えてもらい、小米の収穫過程から脱穀に使用する道具の使い方を学ぶ以外にもパイワン族の伝統文化も紹介してもらえます。部族の部落発展への見解や普段の生活を知り、この地について深く理解することができ、さらにここではパイワン族の食事を楽しむこともできますよ、金鋒鄉の三つの宝である小米(アワ)、紅藜(赤キヌア)、洛神花(ローゼル)を使った美味しい料理を口に、小米DIYも忘れず体験してくださいね、小米を使った手作りのお守りは良い記念になりますよ!

住所: 臺東縣金鋒鄉歷坵村3鄰42號之2
連絡電話番号: 089-772-240
営業時間: 09:00–17:00 (月曜日定休)
観光目安時間:2時間

少妮媱手工烘焙工作坊@sauniyaustore

二箇所目
山の中のベーカリー 少妮媱手工烘焙坊

続いて深い秘境に踏み入ったら、一風変わったアフタヌーンティーを楽しめます。山に囲まれた村落にパンを焼く香りが漂う、それこそが少妮媱手工烘焙坊!
オーナーの少妮媱(李俞暄)さんは、Uターン帰郷したパイワン族の若者です。四年前に部落の食材を広めたい気持ちから「少妮媱手工烘焙坊」を創立、小米(アワ)、紅藜(赤キヌア)、刺蔥(カラスザンショウ)、洛神花(ローゼル)といった現地の農作物を使って一風変わった味わいのパンやケーキを作っています。食材のいくつかは少妮媱さんの家族が自家栽培したもの、かぼちゃは母、お米は叔母、赤キヌアは叔父が育てているもので、食べた人に「家庭」の味を感じさせてくれます。店内の人気デザート樹豆檸檬塔(キマメレモンタルト)、小米酒釀布朗尼(アワ酒のブラウニー)、小米紅藜手工餅乾(赤キヌアクッキー)は全て他では味わえない美味しさ。先ほど挙げた人気商品以外にも例えば刺蔥烤肉佛卡夏麵包(カラスザンショウ焼肉フォカッチャ)といった新商品の開発にも力を入れており、毎回訪れる度に驚きあふれる商品が揃っています。作る方に興味のある方は少妮媱さんのベーカリー教室を予約してみてはいかがでしょう、現地の農作物をデザートに変えてゆく楽しさを味わう体験ができますよ。

住所: 臺東縣金鋒鄉歷坵村2鄰29號
連絡電話番号: 0988-896-059
営業時間: 14:00 – 19:00 (月・火休み)
目安観光時間:2-3時間

大武鄉彩虹村OK@for115937

四箇所目
色とりどりの海辺の街へ行こう 大武彩虹村 + 觀海步道

南迴公路に沿って大武をドライブしていると、おとぎばなしに出てきそうな場所に辿り着きます!建物の外壁は鮮やかな色彩で彩られ、遠くから見るとまるでレゴブロックを組み立てたかの様、明るく鮮やかな色調は街に活力を与えてくれる台東大武の新たな観光スポットです!
大武コミュニティは近年有名な塗料ブランドと協力し、地域内にある二十〜三十戸の住宅に色とりどりの塗料を使ってペインティングされています。この大武コミュニティに住んでいる多くはパイワン族という事もあり建物のいくつかには原住民らしいトーテム図案が取り入れられており、温かみのある色で伝統の息遣いを感じさせる、思わず立ち止まって見惚れる作品になっています。
続いて大武海濱公園へ。海辺を散歩しながら波のさざめく音を聞いて心を落ち着かせましょう。もしまだ元気があったら「大武後花園」と呼ばれている大武觀海步道も歩いてみましょう!全長1キロの歩道はとても緩やかで歩きやすく、ここで無限に広がる太平洋を一望して心をリフレッシュしましょう。

住所: 臺東縣大武鄉大武街10號
目安観光時間:1時間

土坂金宿_0604已致電店家取FB照片

六箇所目
部落の人々や文化の美を知ろう 土坂金宿

土坂金宿、ここはただ泊まるだけの民宿ではなく、宿泊客がパイワン族の文化を体験できる複合式民宿です。
土坂金宿のオーナー吳亞璇さんは土坂部落出身のパイワン族。部落の深い文化を広める為に他部落の青年達と協力し現地の特産と部落文化の特色が感じられるツアーをデザインしています。そして軽食から部落工芸品教室、部落ツアー/軽旅行、部落講座などを行っており、民宿の経営を通して宿泊客が土坂部落の人や文化の美を深く理解して欲しいことを願っています。
土坂金宿は三階建ての建物で外壁には美しくまた特色あるトーテムが描かれています。一階には広々としたレストランがあり、オーナーの奥様が作られる素晴らしい料理がいただけます!二階は宿泊施設になっており、部屋は清潔で快適、採光が良く昼間はとても明るく部屋で本を読むなどゆっくり過ごすのがおすすめです。周囲は山に囲まれ素晴らしい空気と水が味わえます。都市の喧騒から離れてこの素晴らしい環境を満喫しましょう。

住所: 臺東縣達仁鄉土坂村(路)48-9號
連絡電話番号: 0926-261-311

二日目

力卡咖啡_0604已致電店家取得照片

一箇所目
大海の側で朝ごはん 力卡咖啡

静かなビーチで美しい日の出を楽しみながら、優雅に現地の美味しい朝ごはんを楽しむ。これこそが人生の最高の楽しみ方の一つでしょう!力卡咖啡は台東で最も美しい秘境の一つ金崙ビーチのすぐ側にある部落の特色があふれる海辺の喫茶店です。
「力卡咖啡(リカカフェ)」この名前は金崙の昔の名称「卡拿崙(カナルン)」から来ています、意味は「力量之地(力のある土地)」その名の通りこちらでいただく食事やその物語や環境は訪れた人々にエネルギーを与えてくれます。オーナーSamさんは人工香料不使用で地元の食材を使い、地産地消を常に心がけております。例えば海鹽刺蔥磅蛋糕(海塩カラスザンショウパウンドケーキ)、小米酒提拉米蘇(アワ酒ティラミス)、馬告拿鐵(マーガオラテ)など全てオーガニック食材を使用しており、健康に良く、美味しくてユニークなメニューが沢山。美しい原郷の自然保護に力を入れており、使い捨て食器や持ち帰りの用意はありません。
注意:金崙ビーチで食事を楽しみたい場合はまずはレストランの許可を得て、食器類は必ず返却して下さいね!

住所: 臺東縣太麻里鄉金崙路210號
連絡電話番号: 089-772-056
営業時間: 09:00 – 20:00 (月・火休み)
観光目安時間:2時間

線織屋OK@ari_gogogo

二箇所目
パイワン族の勾織工藝を学習しましょう 線織屋手作體驗

金崙部落に来たら、線織屋の『羊角勾勾織』体験を忘れちゃいけません、パイワン族の伝統的な織物技術を知ると同時に忘れられない思い出を残せますよ。
「羊角勾勾織(羊の角を使ったかぎ針編み)」はその名前が示す様に以前はヤギの角を使って編まれていましたが、現在は鉄製の針が使用されています。オーナーの多美(Tomi)さんはパイワン族の伝統ある羊角勾編織技術に部落の若者が精通しておらず、このままでは特色ある伝統工芸が失われてしまうと考え「線織屋」を創立し、羊角勾編織体験教室を開き「三天兩夜見學之旅(二泊三日の見学の旅)」と「一小時體驗課程(一時間体験DIY教室)」を行っています。多美さんが手ずから羊角勾編織技術の基礎と、同時に羊角勾の裏にあるその価値を教えてくれます。
羊角勾勾織は一般的なかぎ針編みよりも難しく時間もかかります。けれど「慢工出細活(手間をかけたものは良い出来栄えになる)」という通り、出来上がったバッグは一般的なものよりも耐久性に優れ、各所に伝統工芸の知恵が反映されています。ハンドメイドや編み物が好きな方は技術を習得すると共に、お茶を飲みながら多美さんが語る金崙とパイワン族についてのお話を聞くことができます。

住所: 臺東縣太麻里鄉金崙村1鄰7號
連絡電話番号: 0912-700-058
営業時間: 09:00 – 18:00 (手作り教室は事前予約必須)
目安観光時間:2時間

四箇所目
温かみの感じられる部落工芸品を持って帰ろう 原愛工坊

せっかくですので南迴部落らしい記念品が欲しいと思いませんか?原愛工坊には原住民文化が感じられる、部落の想いが詰まった他とは違う作品が揃っています。
「原愛工坊」の名前は「原初的愛、來自原住民的愛(原初の愛、原住民の愛である)」を由来としています。これは新興小学校の元校長である鄭漢文さんの言葉で、父母が郷里を離れ出稼ぎに行き子供と暮らせない気持ちや、青年達が原郷を離れられない逃げ場のない苦しさ、そんな気持ちを持った人々が身近な要素を生かして仕事を出来る機会を増やす為に「原愛工坊」を成立しました。原住民のお父さんは流木を利用して美しいダイニングセットや木工製品を作り、お母さんはパイワン族の美しい柄をクロスステッチ刺繍したバッグやペンケースを作る、原愛工房ではそうやって出来た商品の販売スペースを提供することで、これらの家庭は暮らしのために出稼ぎすることもなくなり、またここに部落の人々が集まる事でお互いに助け合う事も増え、伝統文化の継承も促進されています。
花紋が美しく刺繍された温もりを感じさせる手作り製品を記念品として持ち帰りましょう!

住所: 臺東縣太麻里鄉北里村森川路13-1號
連絡電話番号: 089-780-253
営業時間: 08:30–12:00, 13:30–17:00(土日休み)
目安観光時間:1時間

麻茶屋民宿@agoda

六箇所目
絶賛の声が止まない部落の民宿 麻茶屋

誤解しないで下さいね、「麻茶屋」は日本語ではありません!これはパイワン族の言葉“macaque”から来ていて、意味は「很讚、很棒(すごい)」。麻茶屋に泊まればあなたも絶賛が止まらないかも!麻茶屋は太麻里撒布優部落の山腹に建てられており、有名な観光地がすぐ側にあります。民宿の屋上にある景観台に登れば昼間は太平洋の延々と続く海岸線が、夜は素晴らしい星空を眺めることが出来、朝は美しい日の出を見ることが出来ます。民宿の後ろ側は海に面しており、山の景色のツーベッドルームと海の景色のファミリールーム、和式の四人部屋とファミリールームがあり、どの部屋からも台東南迴の美しい絶景を心ゆくまで眺められます。もちろん部屋の設備も完備されており、清潔で居心地の良い環境で日頃の疲れがしっかり取れます。オーナー夫婦は親切で優しく、無料で行っている部落ツアーでは撒布優部落の文化について細かい部分まで教えてくれて、まるで我が家のような居心地の良さを感じられる民宿です。
麻茶屋の食事は台東の隠れ美食、部落の人々と協力して特色ある美味しい料理を振る舞ってくれます。また、ここで出されるコーヒーが驚きの一品です。自家栽培のコーヒー豆を焙煎しており品質は最高、まろやかな味わいは飲む人を驚かせてくれます。興味のある方は予約してコーヒー焙煎体験もできますよ!

住所: 臺東縣金鋒鄉新興村64號
連絡電話番号: 0918-590-006
営業時間: 08:00–22:00(要予約)