山と海の美しい景色を楽しむ—成功鎮で山と海を遊び尽くす二日間の旅

太陽がゆっくりと昇るのに合わせて打ち寄せる波の音を聞き、山風を吸い込む。好秋．瑜珈．衝浪工作室（How Chill surf yoga Studio）はあなたをヨガの旅へと導いてくれます。早朝のヨガクラスは6:30からスタートし、静かな都歷ビーチでまるで卵黄の如く美しい日の出を楽しみながらインストラクターに導かれ、規律正しい呼吸と瞑想を行いながら自分自身を見つめ直し、心身ともに開放されて自然と繋がり合う体験を行いましょう。（写真提供：FB@好秋．瑜珈．衝浪工作室）

麻荖漏亜熱帯闊葉林は原始の秘境を思わせるその容貌に加え、豊富な生態観察を行うことが出来、さらには台湾の滝十選に選ばれた新港瀑布（新港滝）の所在地でもあることからトレッキング愛好者ならば一度はその名を聞いたことのある場所です。全長1.12キロのトレイルは新港山の麓から密集した木々が作り出す緑色のトンネルに沿って続き、トレッキング中常に山林の雰囲気に囲まれます。往復三時間の道のりでは森林探検もでき；山林間を通り抜け、聳え立つような巨石や絡み合った木々の根っこを通り過ぎ、ロープを使って登りながら沢へと向かいましょう。（注意：このルートは家族向けコースではありません。事前にキャニオニングの装備を整えてから出発し、雨天後は訪れないようにしてください。）（写真提供：IG @ yanwaylin）

丸一日山登りや海下りで遊んだ日のエネルギー補給は浮定咖啡でおなかいっぱいディナーをいただきましょう！店名にある「浮定」(Fudin)はアミ族の言葉で「魚」を表しており、台東を訪れる全ての旅行客が魚のように自由な心でいて欲しいと願いつけられた名称です。昼はカフェ、夜はビストロへと変身するこのレストランはスタイリッシュながらも部落らしさが感じられる空間で、フライ料理やピザといった欧風料理以外にアミ族らしさを感じるおまかせ料理メニューが用意されています。また、カヤックや野外探索、キャニオニングなどの山や川で行うアクティビティ体験コースもお客さんの希望に添え開催しています。（写真提供：FB@浮定咖啡）

海から一番近い場所にある三仙台比西里岸營地/渡假小木屋（キャンプ場/ログハウス）は沢山の旅行客が成功鎮を訪れる際の人気宿泊施設で、海に近く三仙台から車でたったの五分です。木造のログハウスは爽やかな木々の香りが漂い清潔で心地良く、部屋から見える三仙台の眺めも最高です。もし近距離で大自然と触れ合いたいのなら民宿の隣にあるキャンプ地も選べます。柔らかな緑色をした芝生サイトは目の前に海が広がり、夜に空を見上げれば写真映えする美しい銀河がそこに広がっています。（写真提供：FB@三仙台比西里岸營地/渡假小木屋）

成功鎮で最も魅力的なものといえばその青い海岸線、辺りの風景を海辺で眺めるだけではなく、角度を変えて海の上から山と海が連なった雄大な景色を振り返ってみるのも素晴らしいものです。簡単に学べて全ての年齢層に適したカヤック体験はあなたに台東の海への新しいルートを切り開いてくれます。体験地点は石雨傘の澄み切った美しい海辺、地形のおかげで海面が比較的穏やかで初心者にもぴったりです。コーチが安全上の注意事項や周囲の環境について説明してくれるだけではなく、ライフガードも同行してくれるので海の上で比類なき素晴らしい体験をすることができます。（写真提供：FB@海邊舟舟）

成功鎮が過去、東海岸で一番賑やかな港だったことをご存知ですか？石雨傘から成功鎮へ引き返すその途中で成功鎮の歴史を知ることのできる二つの建築物、成廣澳文化地景と成廣澳天后宮を見ることができます。成廣澳は深水港で明末期にこの場所を訪れた商人が開いた最大の商店・廣恆發商號はバロック様式で建てられており、足組みにアーチ式構造を取り込んだデザインは第二次世界大戦や道路の拡大のための埋め立て作業などによって現在では商店とアーチ部分を残すのみとなっていますが、かつてこの場所が繁栄していた当時の様子を思い起こさせてくれます。成廣澳天后宮は清代同治に建てられた台東県の歴史上最も古い媽祖廟で信仰の中心スポットでもあります。廟の内外や梁、組物、柱の絵付けは平埔族によるもので、他とは違うその色合いは一見の価値ありです。（写真提供：台東縣政府、IG @chusstudio99）

成功鎮の外海は汚染されておらず、また黒潮が通過することから豊富な漁獲量があり、豊富な海洋生態系が築かれていることからイルカにとって生活しやすい環境となっています。晉領號は台東で唯一イルカ鑑賞船としての認定を受けており、出発前に開催される海洋環境教室で海の生態や航路について学び、しっかりとした知識をつけることが可能になっています。イルカに巡り会える確率はおよそ八割から九割、イルカとマッコウクジラの出現を期待しつつ美しく雄大な海洋山脈を眺めて楽しみましょう。もしかしたら飛魚の群れを見ることもできるかもしれません。（写真提供：FB@晉領賞鯨）

福和成の麻糬軟糯（甘い餡を包んだおもち）は噛み応えがあり、その滋味ある味わいは一度食べると忘れられなくなります。成功鎮で80年営業している老舗もち店・福和成餅舖はサクサクでみっちりとした味わいの封仔餅や餡がたっぷり詰まった食感の良いの麻糬（もち）といった手土産としてピッタリな台東土産が人気のお店です。現在おすすめなのが海草を使った手作り麻糬作り体験で、成功鎮の海の味をお家まで持って帰れます。自分で捏ねた麻糬の味わいは他とは比べられない美味しさです。（写真提供：FB@福和成）