今年で四回目の開催となる2022台東スローフード品評会では旅行客が料理を味わいながら地元の特産物を知り、スローフードがもたらしてくれる満足感を体験できる、そんな星を持つのに相応しい31件のレストランをセレクトしました。台東を訪れる際はこの栄誉を受賞したレストランを忘れずに訪れて下さい!

三つ星店

定義:「スローフードのコンセプトが店舗・料理共に表現されており、尚且つ料理を通じて台東の風土が十分に感じられる。」

スローフード三つ星を獲得したレストラン:Sinasera 24漁采時令料理、M’LOMA

  • Mloma 2@kissm2000m
  • Mloma 3@kissm2000m
  • Mloma 4@kissm2000m
  • Mloma@kissm2000m

M’LOMA

心から満足できる料理はいつも記憶の中の感情とリンクしている、シェフの阿嶽さん曰く全ての料理には家族との触れ合った温かな記憶と故郷への懐かしさが絡み合っているそう。店名M’LOMAとはアミ族の言葉Ma’ilol To loma(家を想う)の略称で、原住民にとって食卓を共にして他者と心を通わせるようなコミュニケーションを取る事こそが人生であり、花蓮の豐濱にある新社部落から来た阿嶽さんにとって彼の家に伝わる味わいを食卓へ提供することは、ただお客さんに彼の作り出すおまかせコース料理を提供するだけではなく、温かく優しい気持ちで食事をして欲しいという想いが詰められています。全ての料理に部落の伝統と関連した食材が使用され部落の食を感いることができ、料理を提供する際はシェフ自ら調理方法を事細かく説明してくれることで素晴らしい食事体験ができます。(図:IG@kissm2000m

  • 住所: 臺東縣臺東市正氣北路109巷60號
  • 電話番号: 0975-002-597
  • 営業時間:18:30–21:00(火曜定休日)
  • ウェブサイト: オフィシャルウェブサイト

二つ星店

定義:「スローフードのコンセプトが店舗・料理共に表現されており、尚且つ品質が良く純粋で、公平な品評により優れていると評された店であること。」

スローフード二つ星を獲得したレストラン:日出禾作烏尼囊多元文化工作坊力卡珈琲恰比兔子拉勞蘭小米工坊Tanya’s泰食餐桌痴愛玉、艾蘭哥爾咖啡、台東有知鳥、幸福食堂、飴屋(臺東)

  • 艾蘭哥爾藝文咖啡館fb1
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  • 艾蘭哥爾藝文咖啡館fb3
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艾蘭哥爾咖啡(Alanger Coffee Shop)

台東産のコーヒー豆で淹れたコーヒーが飲みたいのなら、台東のスペシャリティコーヒーの代表ブランドである艾蘭哥爾(Alanger)を訪れてみてください。「艾蘭哥爾」とは16世紀、ポルトガル人が台東につけた称号で「美しい場所」という意味合いがあり、台東美術館の中に併設されたコーヒーショップでコーヒーとスイーツを提供されています。オーナーはコーヒーに関する知識を広めることに積極的でコーヒー品評講座などを開くと共に、台東産コーヒーの持つ特徴や優しく温かみのある風味を沢山の人に紹介しています。(図:FB@艾蘭哥爾藝文咖啡館

  • 住所: 臺東縣臺東市浙江路350號小文創教室1樓
  • 電話番号: 089-335-123
  • 営業時間: 09:00–17:30(月曜定休日)
  • ウェブサイト: FBファンページ

  • 台東有知鳥fb1
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台東有知鳥

台東有知鳥のドアを開いた先には都会の喧騒から隔絶された静かで居心地の良いオアシスのような空間が広がっています。桃園から都蘭へと移住してきたオーナー夫妻は台東糖廠(台東製糖工場)に快適で居心地の良い環境を整備し、創意工夫を凝らした軽食セットを提供しています。天然食材を使用することにこだわりを持つオーナーは健康に対する意識が強く、彼の使用する食材は体の負担になりません。目を見張るような各種手作りスイーツは甘さ控えめでしつこくなく、コーヒーと一緒にいただけば心身ともに満たされます。また台東有知鳥はただの喫茶店ではなく、オーナーの創り出した作品をお披露目するための空間でもあり、訪れたお客さんは本を読んだりお喋りをしたりしながら植物やアート作品を眺め、素晴らしい一日を過ごすことが出来ます。(図:FB@台東有知鳥

  • 住所: 臺東縣臺東市中興路二段191號台糖文創園區萬富倉庫2樓
  • 電話番号: 089-239-428
  • 営業時間: 09:00–17:30(日〜水曜日定休)
  • ウェブサイト: FBファンページ

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幸福食堂

幸福はいつもありふれた生活のあちこちにあって、平穏な心でないとその幸せを感じ取ることはできません。台11線上にある幸福食堂は目立つお店ではありませんが料理や使っている食材全てからこの土地に対する深い想いが伝わってくるようなお店です。レストランでは軽食を中心として提供しており副菜、スープ、飲み物がどのセットについてきます。季節感と風土を感じられる新鮮な旬の食材と自家栽培野菜を使用し、健康に良く、山のもの海のものどちらも味わうことができます。他にもオーナーと彼のお友達が一緒に作った豆腐乳、鳳梨豆醬(パイナップルを使った調味料)、冬瓜ジャムといった手作り加工品も購入できますので台東の香りをお土産に持ち帰りましょう。(図:FB@幸福食堂

  • 住所: 臺東縣東河鄉興昌村74號
  • 電話番号: 0912-352-015
  • 営業時間:11:30–14:00, 17:30–19:30(水・木曜日定休)

  • ウェブサイト: FBファンページ

  • Ameya 飴屋 01@cvmanintaitung
  • Ameya 飴屋 02@cvmanintaitung
  • Ameya 飴屋 03@cvmanintaitung

飴屋(臺東) (アメヤ和洋食店)

飴屋は一度訪れただけのお客さんも常連客にしてしまう魅力的なお店。レストランは可愛らしく温かみを感じる雰囲気があり、まるで友達の家を訪れたような気持ちにさせてくれます。オーナー夫妻が作り出す新しい料理をいただきながらお喋りをする為に台東を訪れる度に立ち寄りたくなってしまうのです。料理は当日仕入れた食材によって異なる為メニュー表などはなく、お店の隅っこで食事するような事にならない為にも事前にフェイスブックを通してご予約することをおすすめします。おまかせ料理コースにはメインと手作りパン、デザート、飲み物が含まれており彩り・味・香り全てが素晴らしく料理やパンに対する熱い想いとこだわりが感じられます。(図:IG@cvmanintaitung

  • 住所: 臺東縣臺東市杭州街128巷16號
  • 電話番号: 089-345-600
  • 営業時間:11:00–18:00(日・月曜日定休)
  • ウェブサイト: FBファンページ

一つ星店

定義:「スローフードのコンセプトが店舗・料理共に表現されており、また評価基準の一部を満たしていること。」

  • 01巧本味蔬食人文料理fang.hsu.1942
  • 02巧本味蔬食人文料理fang.hsu.1942
  • 03巧本味蔬食人文料理fang.hsu.1942
  • 04巧本味蔬食人文料理fang.hsu.1942
  • 05巧本味蔬食人文料理fang.hsu.1942

巧本味蔬食人文料理

料理はその味を楽しむだけではなく、その土地の文化と密接に関係しています。巧本味蔬食人文料理のオーナー一家は台北から池上へと移住し念願の田舎暮らしを楽しむだけではなく、地元の農家に出向き野菜を購入することで炭素排出量を削減し気候への影響を減らすなど、ベジタリアン料理レストランの経営を通じてSDGsの理念を実践しています。自然からの滋味と温もりが感じられる料理には既製加工食材を使用せず、スープ、カレー、カラスザンショウペーストといった自家製素材の香りでお客さんを惹きつけており、美味しい池上米と合わせていただけば心の底から満足できます。(図:IG @fang.hsu.1942

  • 住所: 臺東縣池上鄉靜修路102號
  • 電話番号: 089-865-871
  • 営業時間:11:30–14:00, 17:00–19:30(火〜木曜日);11:00–14:00(金・月曜日);土日定休日
  • ウェブサイト: オフィシャルウェブサイト

  • 01 宏昌客家菜館ok@mming0916
  • 02 宏昌客家菜館ok@mming0916
  • 03 宏昌客家菜館ok@edencat Foodtraveler

宏昌客家菜館

「予約しないと食べられない!」と訪れたことのあるお客さんが口を揃えて言うことからも、このお店が關山鎮に開業してから四十年経った今も人気店であることが窺い知れます。明るくエレガントな内装の宏昌客氣菜館には客家人の使用する農具などが展示されており個性的で快適な食事環境が整えられています。料理はどれも味付けが素晴らしく、味が濃いという客家料理に対する一般的な印象を覆してくれます。中でも白斬雞(茹で鶏)、梅乾控肉(梅干菜と豚肉の煮物)、花生豆腐(ピーナッツ豆腐)の三つは外せない人気メニュー、毎年大根の収穫期が終わる頃店長が家族総出で収穫した大根を使って作る滋味溢れる美味しい大根料理も見逃せない味わいです。(図:IG @mming0916IG @edencat_foodtraveler

  • 住所: 臺東縣關山鎮順興路6號
  • 電話番号: 089-811-321
  • 営業時間: 12:00–14:00, 18:00–21:00(水・木定休日)
  • ウェブサイト: FBファンページ

  • 01 黃媽媽客家@cbt Op
  • 02 黃媽媽客家@cbt Op
  • 03 黃媽媽客家@cbt Op
  • 04 黃媽媽客家@jane 680707
  • 05 黃媽媽客家@jane 680707

黃媽媽手作客家小館

地元の人々から人気の黃媽媽手作客家小館は人数と予算に合わせて客家料理を作ってくれるお店です。歴史ある伝統的な古民家を改築したレストランは家庭的な雰囲気があり温かい気持ちの中で食事をすることができます。三十年以上宴会料理を作ってきた黃媽媽の作る客家小炒(客家炒め)、薑絲大腸(ホルモンの生姜炒め)、玉米雞(とうもろこしで育てた鶏を使った料理)といった料理は訪れる美食家達を虜にする味わいで、味付けが濃すぎることもありません。自ら漬けた酸菜、梅干菜を使用した作られた料理はテーブルに上がった途端なくなってしまうくらい人気です。(図:IG @cbt_opIG @jane_680707

  • 住所: 臺東縣關山鎮昌林7號
  • 電話番号: 089-811-858
  • 営業時間:11:00-19:30(事前にお電話でご予約ください)
  • ウェブサイト: FBファンページ
  • 01 河堤パン時光@gillleehom
  • 02 河堤パン時光@gillleehom
  • 03 河堤パン時光@gillleehom

河堤パン時光

パンの香りは多くの人に幼少期の幸せな記憶を思い浮かばせ、その柔らかい味わいと温かな温度は日常に小さな幸せをもたらしてくれます。優れた製パン技術を持つ河堤パン時光のオーナーは台東へ戻り太平溪の畔エリアにお店を開き、そこで暮らす人々への恩返しとして地元の小規模農家が作った作物を使い、台東らしい風味溢れるパン作りを行っています。ローゼルと台湾パイナップルを使った「鳳洛酥(パイナップルローゼルケーキ)」の他、地元で採れた香蘭葉(パンダナス葉)とココナッツにお店の看板メニューである奶酥餡(ミルクペースト)を使った香蘭葉ココナッツパンなど、台東の豊かな食材の持つ特徴がこのお店のパンには見事に生かされています。(図:IG @gillleehom

  • 住所: 臺東縣臺東市中華路一段892巷50弄9號
  • 電話番号: 089-324-967
  • 営業時間:14:00–20:30(金〜日定休日)
  • ウェブサイト: FBファンページ